資産運用はボーナスで 働いていてボーナスをもらうことはとても嬉しい、という人は多いと思います。その使い道は家電の買い替えや旅行など人それぞれあると思います。最近だと、とりあえずは貯金、と考える人が結構増えてきているようです。しかし、貯金だと資産は増えないですよね。そのため、資産運用をしてみようと考えている方も結構いるみたいです。今回はそのことをお話したいと思います。 運用資金はどれくらい?リスクは? 資産運用は運用しようとしている資金がなくても生活には困らないくらいのお金を使用します。この資金のことを「余裕資金」といいます。生活に困らないお金というのは生活資金、子供の教育費などの10年以内に使う予定があるお金、急病などでお金が必要となる緊急資金のことを除いたお金のことを指します。緊急資金は、いつもの生活費の3か月~1年分くらいを備えておくと良いです。もし、まだ緊急資金の準備ができていなければ、今から蓄えておきましょう。しかし、投資にはリスクが存在します。リスクの幅は色々ありますが、残念ながらリスクが小さく、リターンの大きい商品はありません。もし、住宅ローン、奨学金、カードローンなどの借入金があれば、ボーナスを投資せずに借入金の返済にあてれば、支払う利息を減らす効果がありますので、そちらを先に検討することも大切です。 どのような商品を選べば良いの? 金融商品は大きく2つに分けると「債券」と「株式」で、通常は異なる値動きをすると考えられています。債券は長期で見れば株式ほど高い収益は期待できませんが、利子があらかじめ決められていることや、満期日に元本が必ず戻ってくるので、株式より値動きは安定しています。一方、株式のリスクは高いですが、長期的に債券や不動産などよりも高い収益が見込める投資手段です。どちらも国内物と外国物があるため、国内債券・外国債券・国内株式・外国株式の4つになります。外国物は、換金時に為替レートの変動によって、為替差損が生じる可能性と発行体の所在する国・地域の政治・経済環境により価格変動等が発生する可能性があります。外国債券は、場合によっては国内株式と同程度かそれ以上のリスクがあります。リスクを低めに設定するためには、リスクの少ない商品の割合を多くすることです。個人で株式や債券を購入する際は、その会社の財務体質、成長性など、いろいろな調査や判断が必要になります。しかし、投資信託は、どの株式や債券に投資したらよいかをプロが代わりに判断と選択をしてくれるので、手数料はかかりますが、資産配分を考えることができます。