日常生活で気づいたら溜まっているポイントを使って金融商品を購入したりする投資を「ポイント投資」といい、ここ２年ほどで注目を集めるようになってきました。この投資は大きく分けて２種類あります。１つ目は証券口座の開設の必要がなく、多くのサービスが手数料不要の「ポイントのまま運用するタイプ」です。２つ目はポイントを現金化し、証券口座に移したうえで投資信託などを購入し運用していく「ポイントを現金に換金して投資信託などの金融商品と交換するタイプ」の2種類あります。今回はこのポイント投資についてお話をしていきたいと思います。
ポイント投資を行う大きなメリットは、ポイントで投資ができる手軽さです。現金での投資がポイントに置き換わることで、これまで資産運用に挑戦したことがない人でもお試し感覚で投資が可能となります。また、ポイント会員であればすぐに始められることや、最低投資額が小さいことも良い点となります。ポイントは普段のお買い物などで自然と貯まるので、投資をするために貯金をする必要が全くありません。そのため、日常生活を送るだけで貯まっていくので、無理をせず貯めることができます。ただし、ポイント投資を行うにはまとまったポイント数を持っていることが好ましいので、日頃よく貯まりやすいポイントを選びましょう。
ポイント投資を行うデメリットは、ポイントを貯める為にムダに買い物をすることです。貯めたポイントから投資するのが魅力的なポイント投資ですが、わざわざ買う必要のないものを買ってポイントを貯めてしまうとポイント投資の意味があまりありません。また、多額の金額を動かして多額の利益を得たいのであれば、ポイント投資は金額が少ないため、多額の利益が得られる見込みは難しいです。
ポイントを使用する投資なので金額がそこまで大きくならず、リスクもそこまでありません。投資をやってみたいけど、怖くて踏み出せないという場合は、まずポイント投資から初めてみて感覚をつかんでいくのをオススメします。しかし、気軽にできる投資とは言ってもポイントはお金と同等の価値があります。それを理解したうえで、自分はどんな目的でどういう投資をするべきなのか、どれくらいのリスクまでなら取れるのかをよく考え、無理のない範囲でポイント投資を行いましょう。